人気ブログランキング | 話題のタグを見る

生前契約相談センター&名南司法書士法人の活動記


by souzoQuetoukai

弁護士資格不要論

政府の規制改革推進会議の福井秀夫委員の発言だそうです。。(法律新聞より)

究極的には、弁護士資格制度は、いらない。
廃止後の法律事務は、分野ごと(契約法、不法行為法、行政法、知財とか)にTOEICみたいなものつくって希望者に受けさせて、点数つけてユーザーである国民がえらべばいい。
理由としては、難しい法律事務(行政訴訟とか知財訴訟とか)はあつかわず、定型的なものばかりやっている弁護士が多数いるとすれば、そんな高度な知識のいらないものについては、合格者を制限した資格者に独占させておく必要はなく、どんどこ開放していくのが国民のためだというもの。


極端ですねぇ。。


で、ここから読み込むと、

1.高度な法律事務取り扱いには、弁護士資格的なものが必要

2.低級のものは、競争による資格制度じゃなくて、開かれた「検定」的制度で、全面開放

さらに深読み込みすると、

検定でいいなら、ロースクール卒業の「法務博士」は全員通す。

という感じでしょうか。



規制改革会議の一貫した主張の延長ですね。

聖域はないわけです。

資格に安住してる資格者への警鐘というわけです。

弁護士でさえ、そうです(弁護士の牙城はそうそうくずれないでしょうが。)。

司法書士はどうでしょうか?

司法書士のいまのしごとの大半が、2、に該当してしまうことはいうまでもありません。



これをみて嘆く方、あなたは旧モデルです。

これをみて、ほくそ笑む方、あなたは新モデルです。



チャンスです。ほんとに。
by souzoquetoukai | 2007-08-07 06:33 | 快適!司法書士業。